【20周年企画】 NPO法人ユアフィールドつくば(つくばアグリチャレンジ)
「どうしてこんなことを言われるんだろう・・・」
2017年に協働を終えたNPO法人ユアフィールドつくば(協働当時の名称は、つくばアグリチャレンジ)の伊藤さんに、協働に至るまでの経緯から、協働の様子について話を伺った。
▼インタビュー(取材:2023年5月8日(月))
(Q)SVPの協働は2015年ですが、応募のきっかけ、理由は何でしたか?
(伊藤)1回、2回と応募していて、採択されたのが2015年でした。その前にETIC.の社会起業塾のプログラムに参加させてもらって、そこでSVPの前代表の藤村隆さんとお会いして、声をかけていただいたのがきっかけです。もともと魅力的なブログラムだと思っていたので、社会起業塾でミッション、ビジョンが変わった部分もあり、そこにどう取り組んでいったらいいか、サポートしていただければと思って応募させていただきました。
(Q)当時、具体的にどういうところに自団体の課題を感じていたのですか?
(伊藤)僕たちは障がいのある人たちと農業をして、仕事を作るところから事業を始めたのですが、僕が大学を卒業してすぐ始めたこともあって、農業がうまくできなかったのです。
社会起業塾に参加した頃は、野菜作りをベテラン農家に教えてもらい、作れるようにはなったのですが、全然売れていない状況でした。なんとか売らなければということで、社会起業塾では野菜をどうやって売るかというマーケティングや、出荷量が増えてくるとオペレーションが全然回らずバタバタになってしまう部分をどう解消すればいいかを話していました。僕は社会起業塾に参加しつつも、ずっとどうやって野菜を売るかということを考えていたところ、起業塾のメンターの方に、「お前はただの八百屋だな」みたいなことを言われました。当時の僕は、それしか頭になかったんですね。
僕は仕事があって、売り上げが上がって、お給料を高くしていけることが大事だと、そのとき思っていたのですが、それ以外にも困っていることや、障がいがある人たちが望んでいることはたくさんあるだろうと言われて、アンケートを取ったりしました。
野菜を売るだけ、仕事だけではなくて、余暇の過ごし方や、将来を見すえた暮らし方、どうすれば地域の中でごきげんに暮らしていけるかを考えていかなければいけない。また、その野菜は地域に向けて売っていたので、地域に向けて野菜を売ることで、どうやってビジョンに近づいていけるかを考えていきたい、というところでETIC.のプログラムを終わった形でした。
(Q)応募当時、つくばアグリチャレンジでは、自分たちの団体がどういうステージにあると考えていましたか?
(伊藤)やっと事業が回り始めたぐらいだと思います。1年目、2年目も赤字ではなかったのですが、たまたま寄付がいただけたり、たまたま特別な売上があって続いていたし、キャッシュがショートしそうになって追加で借り入れをしたりしました。社会起業塾が終わる頃から、事業で営業利益が出るようになってきましたが、やりたいことはあまりできていなかったと思います。
(Q)応募する時点で、SVPに対してどのような期待を持っていましたか?
(伊藤)いろいろなバックグラウンドとスキルを持っている方たちに伴走してもらえることについて、あまりわかっていなかったと思います。
その後、いろいろなプロボノさんに関わっていただくことがあったのですが、SVPのVチームはちょっと特殊、すごくいい意味で特殊だと感じています。
(Q)他のプロボノと比較して、「いい意味で特殊」というのは何が違うのですか?
(伊藤)まず2年間というのが長くていいと思います。2年間伴走してもらえるから取り組めることがあると思いますし、そういう期間を一緒にする前提で関わりが始まるのがすごくいいところだと思います。
また、いろいろな専門性のある方がいて、それだけ専門性や人脈に助けられたというか、プロジェクトを進めていく上で大切だったと思います。
あとは、活動的だったと思います。2年間で長く、メンバーの中でも濃淡はあったかもしれませんが、2年間ずっとそばで伴走してもらっている感じは強かったです。
(Q)「そばで伴走してもらっている感じ」というのは?
(伊藤)いつもそこに居る感じがしていましたね。リアルで会っていたのは月に1回とかですが、日常的にコミュニケーションをとっていました。ちょっと言い方が悪いかもしれませんが、このチームの納得を得られないと先に進めない感じさえも僕にはありました。でもその分、すごく細かいことまでプロジェクトが走り出す前に決める。さらにそれ以外のこともパパっとやってくれる、本当に一緒に働いている感覚はありました。
エクセルなども僕たちはそんなにうまく使えなかったのですが、パートナーのみなさんすごいじゃないですか。KPIに定めていないようなことでも、実際につくばまで来て僕たちがどういう風に記録をつけているか見てくれて、それにあったエクセルを作ってくれるようなことで、今も使っているものがあります。
すごく近い存在だったと思います。
(Q)協働の中で印象に残っていることは何がありますか?
(伊藤)印象に残っていることはたくさんあるのですが、振り返ってみて大きかったと思うのは、「ちゃんと暮らせる場所」を作るために金融機関から借り入れをしてグループホームを建てたことです。お金がなくて借りるとか、ショートしそうになって運転資金を借りることはありましたが、事業をするためにお金を借りるのはその時が初めてでした。
これはすごく大きかった。それを1回、SVPと一緒にやれたので、何か事業をする時にお金が借りられるようになりました。
NPOといえど、良い事業を作っていくためや、事業を広げていく時に、借り入れはすごく大事になってくると思うのですが、それを一番最初にできた。結局、その時は政策金融公庫から借りたのですが、利率が0.3%と低い融資を探してくれたり、金融機関と話すための資料を作ったり、僕が最初に作る計画はちょっと甘いので、そこを作り直してくれたりです。あれは団体にとって大きかったと思います。約4,500万円借りました。
(Q)協働1年目の成果は何でしたか?
(伊藤)グループホームを実際に始めたのは2017年で2年目ですが、設計して、土地を買うところは1年目にやっていたと思います。
もうひとつ、農場の2拠点目、お米を作る施設も2017年にスタートしていますが、2拠点目もグループホームも、やるやらないの話し合いは1年目でした。
そういうことを一緒に進めながら、僕たちの野菜セットをどうやって売るかも引き続き取り組んでいました。東京で売るとなると、いろいろな人との勝負になってしまうので、つくばでできた野菜セットをつくばで売る方が売りやすいと思って、まず身近な人に販売していました。つくばという地縁を感じてもらえる人に向けて売っていたのですが、障がいのある人たちが地域の中で暮らしている時に、どうやってその地域の人たちとつながっていくかということで、地域の人に向けてイベントを始めたのも1年目でした。
そして、これは成果としてはなかなか出せなかった部分ですが、障がいのある人たちが「本当にごきげんになっているのか?」ということの評価について、パートナーのNさん中心にいろいろやっていただき、大学の研究者と話をしたりして、それをどうやって測っていくのか模索しながら取り組んでいた感じだと思います。
(Q)続いて、2年目の成果は何になりますか?
(伊藤)新しく事業をふたつ始めました。繰り返しになりますが、農場が1ヶ所から2ヶ所になることや、グループホームを始めることは、僕たちにとってすごく大きいことだったのです。それをする上で検討しなければいけないこと、準備しなければいけないこともたくさんあって、それらに伴走していただいて、2年目に実際に始まった感じです。
また、今でも影響していることとして、野菜を売るシステムをパートナーのSさんに作ってもらいました。それまで使っていた顧客管理だと不都合や時間がかかる部分がありましたが、顧客が増えていく中、毎週同じ人に届けるわけではないので、「今日は誰」というリストを出して配達や連絡、クレジット決済など、一連の流れをSVPのみなさんで作ってくれて、業務を改善できたのは2年目だったと思います。
(Q)協働が終わってから5年あまり経っていますが、その後、事業をどのように拡大してきましたか?
(伊藤)SVPに応募した時は、一つの場所で農業、野菜作りをしていたのですが、SVPに伴走してもらっている間に、お米や竹細工をする施設ができて、グループホームができて、コロナで閉じてしまいましたが、レストランも始まりました。
2018年4月に鶏の施設が始まったのですが、この準備も相談しました。平屋の鶏舎で生産する卵は高くて、50円ぐらいします。「その卵、誰が買うのか?」ということをSVPのパートナーに言われた会話をよく覚えています。
また、グループホームはSVPの人たちと一緒に始めた時は1棟で7部屋でしたが、今は6棟で45部屋です。子どもたちのデイサービスも始めました。さらに今、新しくお弁当を作る施設を立てているところです。
(Q)事業が広がり、受益者の数も増えているということですね?
(伊藤)はい、増えています。SVPが入った時は、ひとつの農場で、日中の支援の事業に40人から45人ぐらいが1日に来ていました。
今は、障がいがある人が約100人と、子どもが10人ぐらい、グループホームに40人ぐらい住んでいて、野菜を買ってくれる層も増えました。事業を広げることができていると思います。
(Q)いま振り返ってみて、手前味噌な質問で恐縮ですが、SVPの協働で一番有難かったことは何ですか?
(伊藤)一番有難かったことは、自分たちだけだとできないことができるようになることかなと思います。
それこそ、お金を借りて事業をすることは、あり得なかったわけです、その前までは。
お金を借りることは怖かったし、そもそも貸してもらえないと思っていたところから、こういう手順でこう進めるとこうなる、ということを教えてもらって、当たり前の話ですが、実際に事業をしながら返済していくことができるような状況がどうしたら作れるか、一緒に取り組んでもらえました。
仕事の取り組み方が変わったり、自分たちにはできないと思っていたことが変わったりしたことで、伴走してもらった2年間だけじゃなくて、その後も僕たちの考え方に影響を与えてもらっていると思います。
(Q)逆に、やりにくかったことなどはありますか?
(伊藤)マーケティングの視点で話をしていただけることは有難いのですが、当時の僕たちの組織はそういうことにうまく答えられない部分があって、直感的にこうしたほうがいいと思っているけれど、それをうまく説明できないことがあったかもしれません。普段コンサルティングをしている方たちにも納得してもらえるような説明ができるようになるといいのですが、最初それが難しくて、「どうしてこんなこと言われるんだろう?」みたいなことはありました。
(Q)当時は、「そんなこと言われても・・・」という思いだったのですか?
(伊藤)僕が苦手なところもあります。例えば、グループホームを始めるときのリスクとか、最悪のことを考えたらもうできないし、でも考えないのもよくないし・・・。
パートナーのNさんがよく言ってくれていたのが、失敗して法人がダメになってしまうと、本当に困る人がたくさん出てしまう。今ここに通ってくれている障がいのある方たちが本当に困ってしまうから、それだけはないように、新しいことを始めるなら、それが失敗しても大丈夫なような計画でなければダメですよね、ということでした。それが結構今でも僕の中にあるかもしれません。何か新しいことをする時に、それがこけても大丈夫な状態で始めるということは。
(Q)団体が取り組む社会課題はそれぞれ違いますが、伊藤さんたちが取り組んでいる課題について、世の中の状況や社会の理解は変化してきていると思いますか?
(伊藤)僕は障害福祉サービスを提供していますが、かなりいい制度だと思います。細かいところではちょっとありますが、海外に比べても使いやすい制度だと思います。
それゆえに最近、いろいろな業種の人が参入していて、こういう風にするとこれだけお金が入りますという制度で、その中身が問われないのです。障がいのある人たちがここで一日暮らしていたらいくら入りますという制度で、何をしていても同じ金額なので、サービスの質はすごく差が出やすいと思います。
以前は、障がいのある人たちはどこからサービスを受けるか選べなかったのですが、今は選べるようにはなったものの、サービスを比較する材料が少なかったり、今のところで問題がなければそこでいいと思わざるを得ない状況もあったりします。
障がいのある人たちが働くことだけではなくて、どうやって暮らしていくか、地域の中でどうあるといいかというと、「分断」されたような状況があります。障がいのある人と無い人が一緒にいなくても済むような「分断」が進んでいく方向になってしまうと、結局また違う問題が起きてくると思いますので、そこを解消していけるように事業をしたい。
(Q)そういう社会状況の中で、伊藤さんは今後どういう部分に貢献したいと考えていますか?
(伊藤)今まで僕たちが関わってきたことには、障がいだけではなくて、いろいろな問題が背景にあるのですが、2ヶ月後に、訪問看護、看護師さんが訪問する事業を始めます。これだけ人がいると、体が強くない人も多いので医療は大事ですし、精神疾患の方も多いのでカウンセリングも大事ですし、社会資源をどう使うかも大事になってくるのでソーシャルワーク的なこともすごく大事なのです。
僕たちの一番の強みは、ずっと農業に取り組んできている部分だと思います。福祉と農業をいい形で結び付けていくことで、僕たちにしかできないような事業ができるのではないか、そこに挑戦していきたい。
(Q)農業を核にということですが、子ども向けのデイサービス、さらに訪問看護と、むしろ多角化しているようにも見えるのですが?
(伊藤)僕たちのサービスに今はつながっていない人たちとつながっていくことが、僕たちの事業にとって意味がある部分なのですが、ちょっと分かりづらいですよね?
例えば、就労支援で言うと、農業をして野菜が売れて、お給料が払えることも大事なのですが、障がいのある人たちがこういう活動をしてこの地域で野菜を作り、それを自分たちが食べているということを、地域の人たちが考える時間があってほしいと思います。
でもそれはなかなか難しかったり、障がい者施設に関心を持ってもらうことは難しかったりするのですが、農業はつなげやすい部分があります。子ども食堂をやったり、マルシェをやったり、僕たちの場所にふらっと遊びに来る、例えば収穫祭に参加するとかできれば、関係ができていくことによって相談しやすかったり、そういう機会を作っていけるかなと思っています。
いろいろな事業をやりながら、障がいのある人たちと農業をすることや、就労支援をするためにどういうスキルが必要なのか、発達障がいの子どもたちにどう関わっていくのか、グループホームではどんなことを意識しながら関わっていけばいいのか、それぞれでやりつつ、すべてにおいてちゃんと地域とつながりながらやれていることがすごく大事だと思っています。そうするために、農業はいろいろな事業をくっつける部分があって、食と農業は関心持ちやすいですし、参加しやすい部分があるので、そこを生かして幅広く関われるようになっていきたいと思っています。
(Q)事業の種類が増えていっても、伊藤さんの中ではつながっているのだと思いますが、いろいろな事業を結び付けている、コアになるものは何でしょうか?
(伊藤)僕の思いとしては、いろいろな事業を始めていますが、アプローチできている人たちは限定的で、まだ何も事業としてできていないことがある。
例えば、僕は去年、保護司になりました。出所したタイミングの方には、なかなか対応できないですよね。僕たちも、他のところでも対応しづらくて、保護司の方たちも困っているわけです。保護司の人が出所する時に調整するわけですが、いろいろな障害を抱えていることがほとんどなのです。だから、そこにいつか対応できるようになりたいと思って保護司の活動もしています。
僕はスクールソーシャルワーカーとして学校にも行っているのですが、社内にはそういう活動をしている人が僕以外にも多いです。放課後、発達障がいのある子どもたちが僕たちのところに来ますが、学校でどうなっているか知っていた方が、放課後デイサービスに100%自分の力を注いでいるよりも、いい支援ができるのではないかと思います。
今度、訪問看護を始めますが、医療に詳しいチームが中にあった方が全体として良いサポートができるようになるのではないか。僕たちのところに来ている障がいがある人は、70歳の方や60歳の方など、介護が必要になってくることもありますので。
インパクトを最大化することを考えた時には、たぶん逆な気がするのですが、地域の人たちに、僕たちがここで事業をしていて良かったと思ってもらえるような事業をしたい。例えばデイサービスをフランチャイズで20ヶ所やっている組織もありますが、僕たちはそういうことがしたいわけではなく、本当に良い事業ができるようにしたい。スケールするかどうかも一旦置いて、僕はつくばで、規模が大きくなるかどうかよりも、既存の事業とシナジーがあるかどうかがすごく大事だと思っています。
僕たちはまだ10年ちょっとしかやってなくて、他の地域で展開しやすいとか、誰かが真似しやすいことも大事なのかもしれませんが、僕はとにかくつくばで良い事業ができて、僕たちのサービスを利用してくれる人たちにとって良い状態を作るためには、スケールのしやすさとかではなくて、新しい事業を始めることによって、今までの事業がさらに良くなるようなことをしたいと思います。
僕が取り組んでいるこの仕事は、障がいのある人たちの働き方や暮らし方で言うと、「このラインまで行っていれば十分だよね」というラインがあって、そのラインを目指してやる分にはたぶんそんなに難しくないと思うのですが、僕たちがやりたいと思っているのはそうではなくて、もっといい暮らし方ができるし、もっといい働き方ができるし、もっといい地域との関り方ができる、そういう生き方ができるようにやっていきたい。
それは健常者と同じようにするという話ではないのですが、「ここまでできているから、ここはクリア」というよりは、「どんどん良くしていきたい」と思います。
今やっている農業も、いろいろな人が来て「いいですね」と言ってくれたりしますが、やはりここをもっと良くしたいという気持ちが強いです。
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▼NPO法人つくばアグリチャレンジについて
2011年設立。茨城県つくば市で就労継続支援B型の事業所として「ごきげんファーム」を開始、多品目の野菜栽培、養鶏(卵)、米、竹製品、加工品などの生産と、コミュニティ農園の運営などを行う。特別栽培農産物、無添加加工食品など安全性に配慮した食品・食材をインターネットや直売で販売。また、共同生活援助としてのグループホームや、発達障がい児支援のためのデイサービスを運営している。
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▼代表/伊藤文弥(いとう・ふみや)氏
NPO法人つくばアグリチャレンジ代表理事。1988年生まれ。筑波大学在学中に五十嵐立青市議(当時、現在つくば市長)の下で議員インターンシップを経験、農業法人にて研修、同時に障害者自立支援施設で勤務し障害者福祉について学び、つくばアグリチャレンジを五十嵐とともに設立、副代表理事に就任。2012年公益財団法人日本青年会議所主催の人間力大賞にてグランプリ受賞、2013年世界青年会議所主催の「世界の傑出した若者10人」選出。社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師、保育士。スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーとしても活動。
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▼SVPの協働内容の概要
◆協働期間:2015年~2017年
◆当初の協働計画:
「はたらく」「あそぶ」「くらす」の3事業に整理して取り組んだ。「はたらく事業」では野菜の農場での事業の効率化と拡大、「あそぶ事業」では地域コミュニティと交流してあそび・学びの機会を創る事業の立上げ、「くらす事業」では地域コミュニティに必要とされるようなグループホームの立案を目指した。
◆協働の成果と実績:
<事業開発>
・グループホーム開設に至る企画立案、財源確保、入居者の募集など一連の支援。
・地域での交流イベント開催など「あそぶ事業」の企画と運営の支援。
・2拠点目の農場(養鶏)、3拠点目の農場(米、竹製品)の立上げの支援。
<事業戦略>
・野菜の事業の販売拡大のためのマーケティング戦略、ウェブマーケティング支援など。
・野菜の配送業務の効率化などのための支援。
<財務基盤>
・金融機関からの融資を得るための支援。
<調査>
・団体の事業に関わる障がいのある人たちの「ごきげん度」を測り、改善していくための調査設計や実施の支援。