寄付車でつなぐやさしい未来への挑戦 ━ ”誰かの1台が、誰かの暮らしを支える”仕組みをつくります

私たちは「寄付⾞」を活⽤した新しい⽀え合いの仕組みをつくり、全国に広げることを目指して活動しています。きっかけは、東日本大震災。被災地では多くの方が車を失い、生活物資の調達や通院、家族との再会すら困難な状況にありました。そんな中、全国から寄せられた車を届けて被災者同士でシェアする仕組みを立ち上げたことで人と人がつながり、生活が前に進んでいく瞬間を沢山目の当たりにしてきました。車がないことで困っているのは被災地だけではありません。全国では移動の制約に苦しむ人たちが多くいます。そこで、私たちは3つの取り組みを進めています。寄付車を活用し、地域の中で車をシェアする仕組みをつくる『コミュニティ・カーシェアリング』、生活困窮者やNPOなどに寄付車を貸し出すことで人と地域を元気にする『ソーシャル・カーサポート』、被災地で無償で車を貸出しすることを通じて、災害時に車で困らない仕組みをつくる『モビリティ・レジリエンス』です。

日本では、毎年約1,000万台の車が手放されています。そのうち、たった0.05%(約5,000台)の車が寄付で循環するようになれば、移動の不自由による社会課題の解決は大きく進みます。

車は移動の手段であると同時に、人と人をつなぎ、地域に安心を届ける大切な存在です。大きな災害を経験した石巻から生まれた寄付車を使った活動。「お互いさま」の思いが広がり、誰もが安心して暮らせる社会を目指して取り組んでいます。

団体名 一般社団法人日本カーシェアリング協会
代表者 吉澤 武彦
SVP東京による
サポートの内容
・組織基盤強化
・車の寄付の普及
・政策提言・制度改革の支援
URL  https://www.japan-csa.org/