病気という経験を力に変えて、自分らしく生きていく

Child Play Lab.(CPL)は、病気や療養環境にかかわらず、子どもが自分の可能性を信じ「自分らしく」生きられる社会をめざしています。焦点は、病気の子ども自身が病をどう意味づけ、力に変えていけるかという点です。
医療の進歩で治癒する子は増える一方、入院の短期化により社会で病と共に生きる子どもが増え、治療と生活をつなぐ環境整備が遅れている背景があります。

具体的には、あそびを通じて子どもに寄り添い「生きる力」を育む伴走型プログラムを行っています。主力事業「アドベンチャーASSIST」では、オンラインや訪問を通じて子どもと「今日やりたいこと」を共に楽しみ、「自分だからこその強み」と「病気という経験をしたからこその感性」を力に変えていきます。スタッフは、専門研修を受けた看護師やHPS/CLSなどが伴走バディとなり、1対1で寄り添います。

あそびはつながりを生み、自己肯定感を支え、挑戦に向かうエネルギーになると信じています。活動の原点は、病棟にあそびを届ける入院スターターキット”アドベンチャーBOX”でしたが、「キットではなく話せる人がほしい」という声を受け、”アドベンチャーASSIST”へと発展しました。
現在は小児脳幹部グリオーマの子どもを中心に展開していますが、2026年春からは対象を広げる予定です。
また、2030年度には、すべての子ども病院と連携し、伴走型プログラムが闘病生活の標準モデルとなるよう、子ども・家族・医療者・学校・地域とともに育んでいきます。

団体名 一般社団法人Child Play Lab.
代表者 猪村 真由
SVP東京による
サポートの内容
・事業戦略・開発支援
・ファンドレイジング支援
・組織構築支援 など
URL https://childplaylab.org