1月30日、東京・大手町にあるUBSグループのオフィスで開かれたイベントに、SVP東京の投資・協働先である認定NPO法人ウィーログの織田友理子代表が登壇。UBSグループ社員有志とSVP東京パートナーの計18名が参加し、取り組む社会課題について議論しました。
ウィーログは、「車いすでもあきらめない世界」をみんなでつくることをミッションに掲げています。
織田さんは22歳の時に難病と診断され、26歳から車いすでの生活になりました。そのため、「車いすでは海に行くことはできないだろう」と思っていましたが、適切な情報があれば、家族で一緒に海を楽しむことができたという体験が大きな転機になりました。

車いすで行ける場所などの情報発信を始め、そして、「みんなでつくるバリアフリーマップ」アプリを開発。レストラン、駐車場、トイレなど、車いすでも使える場所や施設の情報を誰でも投稿でき、無料で活用できるサービスを充実させてきました。
【アプリ紹介ページ】
https://wheelog.com/hp/app
この日のプレゼンでは、去年7月にニューヨーク国連本部のSDGs関連会議でスピーチした際の動画を紹介。

さらに、さまざまな施設の設計段階からバリアフリーの考え方が反映されるようにするため、国土交通省が管轄する建築基準に対する政策提言にも取り組んでいます。
また、パスタの有名店の協力を得て、車いすでも行くことができたお店の事例を紹介するなど、制度が変わることの意義を発信しています。

プレゼンの後は、バリアフリー対応の店舗・施設を増やす方法や、関連する情報を効率的に集めるための工夫について議論しました。

議論の中では、車いすユーザーにとって有益なバリアフリー情報は、ベビーカーの親子や移動が不自由な高齢者にとっても貴重な情報なので、そうしたニーズもあわせて訴えることで、より多くの関係者の協力や支援を得られるのではないかという意見が納得感がありました。また、鉄道会社やバス会社など交通機関の協力を得て、路線ごとに関連情報を一気に収集することはできないか、大きめの荷物を持って動き回る宅配業者と連携できないかなど、さまざまなアイデアが出ました。
このセッションは2024年と2025年にそれぞれ10回開催し、今回が21回目になります。月1回のペースで様々な領域の社会課題に取り組む団体代表に登壇してもらい、UBS社員有志がビジネススキル・専門性を活かして議論し、新しい切り口や実効性のある解決策を考え、SVP東京と連携して実際の取り組みにつなげていく仕組みです。次回は2月19日の予定です。