2月22日、東京・大手町にあるUBSグループのオフィスで開かれたイベントに、SVP東京の投資・協働先であるNPO法人メタノイアの山田拓路代表が登壇。UBSグループの社員有志17名と、SVP東京のパートナー5名が参加しました。
今年1月、UBSグループとSVP東京のパートナーシップが4年ぶりに始まったことを発表しましたが、その最初の活動として開かれたコンサルティングセッションです。社会的課題の解決に取り組むNPOやソーシャル・ベンチャーの課題に、UBS社員有志がビジネススキル・専門性を活かして議論し、短期的および長期的な解決策を考え実際の取り組みにつなげていく仕組みです。
メタノイア山田代表のプレゼンは、様々な事情で日本に暮らす外国ルーツの子どもたちにとって、日本語の習得が大きな課題になっている現状の説明から始まりました。そして、ウクライナから避難してきた家族や、周囲に理解してもらうことが難しい状況に置かれているクルド難民の実情など、メタノイアの日本語教室で支援している子どもたちの様子がリアルに伝わってきました。
その後、グループに分かれてふたつのテーマで議論。企業がメタノイアの日本語教室を拡大していくためにサポートできる方法や仕組み、外国につながりをもつ子供たちが自らの可能性を活かせる人生の「夢」が生まれるような体験活動のアイデアについてです。
限られた時間でしたが、熱の入った意見が飛び交い、さまざまな資金獲得の選択肢や、外国人が集中する地域で日本人との交流を深めるためのアイデアなどを共有しました。実際に、子どもたちに大手町のUBSのオフィス見学に来てもらって職場体験してもらう話も具体的に出てきた案のひとつとして進み始めました。
今後も、月1回のペースで様々な領域の社会課題に取り組む団体代表に登壇してもらい、UBS社員有志とSVP東京のパートナーシップでさらに支援できることを模索していく予定です。