平和的手法により、テロと紛争の解決に取り組む

写真(アクセプト・インターナショナル)2018年、約150,000名が紛争により命を落としました。また、難民問題をはじめ様々な問題を生み出す根本には、祖国で起きるテロや紛争の課題があります。

こうした状況を生み出してしまっている背景に、現代の紛争の約44%に、“テロ組織(暴力的過激主義者)”が絡んでいることが挙げられます。対話ができない相手に対してどのようにアプローチしたらいいか―国際社会は未だに答えを見つけられずにいます。

私たちは、“テロリスト”や“ギャング”などの紛争当事者を脱過激化し、社会変革の主体者に育成する「脱過激化・積極的社会復帰支援事業」を基軸に、①紛争当事者の自主的な投降を増やすこと、②新たな加入者を生み出さないことで、活動地域における紛争解決の好循環を生み出します。

現在は、ソマリア・ケニア・インドネシアの3か国で、国連や現地政府などとも協働しながら活動を実施しています。現地でのオペレーションの難しさはありますが、暴力の連鎖の歴史と問題構造を分析したとき、「ACCEPT(受け入れる)」取り組みが確かに必要とされています。

テロ・紛争解決という分野は、問題の深刻さに関わらず、様々な制約を受けるため取り組みの少ない問題です。危険性の高さや有効なアイディアの不在、社会的な支援の潮流との隔たりなどの理由は、解決に向けた取り組みの難しさへ大きな影響を与えています。こうした問題への理解・支援が増加することで、SDGsにも掲げられた「誰一人取り残さない社会」の実現に繋がると考えます。

代表者 永井陽右
SVP東京による
サポートの内容
  • 組織のスケールアップに向けた、新規プログラム立案
  • 組織基盤強化(ファンドレイジング・広報強化)
URL https://accept-int.org/